今年のことは今年のうちに。羅志祥さんのイベントレポ

もう一昨日のことになるが、29日はH庫への帰省がてらO山の羅志祥さんファン仲間であるMarさんが所有されているアジトへお邪魔。70インチの大スクリーンでほぼ羅志祥さんの映像を7時間ばかり観続けた。自分が10月渡台した際に出掛けた羅志祥さん@高雄の映像も等身大(以上)の大きさで鑑賞させてもらい、なんでか異様なまでにキレていた淘汰郎(という曲)のダンスに改めて惚れ直した。
そこで思い出したのが、このときのイベントレポを書きかけてupしていなかったこと。もうどーでもいいっちゃいいんだけど、このときの行程はかなり無茶だったこともあり記憶に残る小旅行でもあった。今年のバカっぷりを振り返る意味でもいいかなということで載せてみようと思う。


羅志祥・催眠SHOW簽唱會@高雄、台南
はじめに
羅志祥さんの新譜発売イベント時期に渡台することになったので観に行ってあげようかしらと思い立つ。が、空いている日の行程は高雄と台南。
羅志祥・催眠SHOW簽唱會 2005/10/23の行程
14:00 高雄漢神百貨
17:30 台南三越百貨新天地
すでに台北のホテルを手配した後だったので、日帰りで行くしかない。そんな遠出したことないけど、どーにかなるのか?という不安半分、初めて生で歌い踊る姿が見られるという期待半分で当日朝を迎えた。ちなみに生ご本人は去年1月に1stのSHOW TIME簽名會@板橋(注:もちろん都内ではない)以来。また今回の簽唱會で私には一つのミッションがあった。前々週の預購會で日本有数の羅志祥さんファンであるT小姐が羅志祥さん本人から去り際にかけられたという言葉「日本でコンサートやる」の意味を確かめねばならないのだ(参照:SHOW TIME/SHOW TIME内のT小姐によるレポート)。いつ、どこで?てかホントに?
08:00 台北発
一説によると台北-高雄は東京-名古屋くらいの距離があるらしい。公共の交通手段は飛行機、電車、バスの3つ。時間もないし普通なら飛行機だが、お金も交渉能力もないので乗るのが一番ラクそうなバスを選択。台北8時ちょうど発の高雄行きに乗車。たしか500元。平日ならもっと安いとか。車内は座席毎にモニター付きで映画やらなんやら楽しめるし、椅子はゆったりだしなかなか快適。なにせ乗ってしまえば目的地までひたすら寝てればいいので楽っちゃ楽。高雄までは約4時間半かかるとガイドブックにある。まあちょっと余計にかかっても5時間程で着くだろうと眠りにつく。
13:00 高雄着
市内に入ってから若干渋滞していたせいで終着・高雄駅前に着いたのは13時頃。停留所を出ると、タクシーのおっちゃんが声をかけてきたのでそのまま乗車。ここにつれてってくれと「高雄漢神百貨」と書いたメモを見せる。ほどなくオッケー、まかせろと発車。5分ほどで着いた。
13:10 高雄漢神百貨着
タクシーを降りたすぐそば、デパートの建物脇スペースに人が群れている。白い壁の中央に催眠SHOWの小さなポスターが張ってある小さなステージとHit FMののぼり。どうにもショボいがここらしい。まずは食事して、ちょっとうろついて…などと思っていたが、人の集まりは予想以上。に、人気者じゃないか羅志祥さん。むむ。しょーがないのでとりあえずそばのワゴン販売でCDを購入(ポスターのおまけ付き)、客席を囲むように張られたロープ脇のスペースに立って様子をみる。
…あちーな、しかし。台北は曇天だったがこちらは晴れ時々曇り。しかも心なしか日差しが強い気がする。また台北は東京と同じ服装でオッケーだったんだけども、こちらは夏服と秋服が混在。さすがにバスで5時間も移動すれば気候が違うらしい。ようやく高雄に来た、と実感(何か間違っている気もするが)。
13:30 待つ
徐々に人が増えてきたこともあり警備員さんが仕切りのロープ位置を変え、ステージ前脇に新たなスペースが空いた。普通だと、並んでる人がずれて前に詰めるところなんだけど、ここは台湾・高雄。のせいかどうかは知らんが、後ろにいた子たちが隙間を縫ってずんずん前へ。私もそれに乗っかって前から5列目くらいの位置に進む。なぜちゃんと並んでた小姐たちは怒らない。不思議だ。
13:45 さらに待つ
ステージのバックを飾る催眠SHOW垂れ幕の準備が始まる。ただの白い壁も係のお兄ちゃんたちの手により宣伝の場らしくなった。やっと雰囲気出てきたぞ。ちょっと幕はたるんでいるけれども。
13:55 もうじきか?
ステージに今日のMCらしい小姐が登場。小豬が出てきたら「SHOW」って呼んでね、などと注意事項?をのたまう。いや別に小豬でいいじゃん、などとは誰も言わず皆素直に聞いている。
14:10 いよいよか?
いつの間にかステージ脇や車道にもはみ出さんばかりの人・人・人。女性バックダンサー2人が登場。いよいよ始まるらしい。めちゃめちゃステージ小さいのに連れてきてるんだ。3人も踊れるんか?流れ出す真命天子のイントロ。ワッと観客が盛り上がる中(SHOW~と叫べと煽られる)、羅志祥さん登場。ありゃ、サングラスかけてるよ。ステージはまともに日差しを浴びるので仕方ないのか。黒いしわしわのジャケット(そーいう形容はどうかと思うがそーいう素材なのだ)の下はグレイのベスト。その下は地肌。色、黒いなあ。下半身はジーパン。
1年半前はCDショップでのサイン会だったので歌い踊る姿は初めて。ふわあ、踊ってるよ歌ってるよ。生歌のせいか、ステージが狭いせいか踊りは抑えめ。上背がある上(公称180cm)、小回りがきくタイプでもないのでどうにも緩慢に見えるんだよなあ。などと冷静に思う。…いやいや、単純にもっと喜んだ方がいいんじゃないのか自分。
1曲目が終わったところでMCが入り、チャート1位になった話やらなんやら(推測)。演唱會をやるという話題になるも「いつやるの?」というMCの問いかけに羅志祥さんは「わからない」と返す。台湾の話?どーなのどーなの?途中、観客から「脱掉」コール。ジャケットを脱げ、というリクエストだったと思うのだけどサングラスを取っただけだった。ちっ。
2曲目は自我催眠。バラードはバラードで聴かせてくれる。んでも汗だくだ羅志祥さん。そして短く話した後、3曲目。私の知らない曲だった(なんせアルバム買ったの当日が初めてなわけだから)。でもこれが目を見張るものだった。イントロからめったやたらにキレのよいダンスを披露。おおっ、なんじゃこら。ちょっとかこいーぞ。間奏でもしゅたっ、ぴたっと決まる決まる。後でわかったことによると淘汰郎という曲だった。
歌い終わると羅志祥さんひとまず舞台裏にはける。歌はおしまい、いよいよ簽名會らしく舞台上にはテーブルがセットされ、舞台下ではごちゃごちゃと人が群れ始めた。整理番号もないまま皆がステージへ上がる階段を目指してとりとめもなく並ぶ。幸い将棋倒しになるほどの混乱はない。
14:30 サイン会スタート
そうこうしてるうちに羅志祥さんがショッキングピンクのTシャツに着替えて登場。そないにピンクやのうてもええんちゃうの、というくらいにピンク色でサイン開始。だらだらと適当に列は進む。人の群れの中、日本語を話す声は聞こえない。いないのかなあ日本人。また前回会ったときのことを思い出してみるが、目の下のクマが印象的だったことと爪が黒かったこと(注:K村さんに影響を受けてのマニキュア)しか浮かばない。そして思いの外しゃべれる日本語(参照:SHOW TIME/SHOW TIME内のT小姐によるレポート。この現場で偶然私はTさんの真後ろに並んでいた)。
そう、私にはミッションがあった。
「日本でコンサートをやるのかどうか尋ねてみる」
さて。私の順番。とりあえず、おみやげ渡さないと(くだらんものなので詳細略)。
私「こんにちはー、日本から来ました。これ、おみやげです。プレゼント」
羅「ああー、どうもありがどう」
普段大いにいじめているくせに、本人には丁寧語で話しかけてしまう礼儀正しい私(なのか?)。なんか見知らぬ日本人が来た…と思っていたかどうかはわからないけど、のけぞってくれるでもなくごく普通の反応。えーっと、ミッションミッション。せっせとサインを書く羅志祥さんの後頭部を見ながら語りかけてみる。
私「しょうさん…日本でコンサート、やるの?」
羅志祥さん、手が止まり顔を上げる。なんでそんなこと聞くの?ってな表情。首をふりながら
羅「ううん、やらない。台湾だけ」
羅志祥さん以上に日本語がわかる(と思われる)隣のマネージャーさんも、「やらないやらない」と一緒に否定。ミ、ミッションあっけなく完了。
私「…そうなんだあ(としか言いようがない)」
おいなんだよてめー、適当なこと言いやがって。とキレてもしょうがないので心でつぶやくに留める。サインも完了、手を差し出してくれ握手。
私「ありがとう」
羅「ありがどう」
羅志祥さんは私とTさんが朋友であることを知るよしもないので答えてくれなかっただけかもしれない。とも思うが、やるのにやらないと言う道理もない。そりゃそれとして、さてどうしよう。このまま高雄で遊んで帰るかそれとも…一瞬の逡巡の後この際台南も行ってみるかと決意。じゃあ早速移動だ。
続く…(のか?)

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