映画「セデック・バレ 第一部:太陽旗」を観た

明日から全国劇場公開の映画「セデック・バレ(原題:賽德克・巴萊)」。前日に行われた試写イベントに足を運び、一足先に第一部:太陽旗を観た。台湾では2011年秋に現地公開されたものだが待って待ってようやく。スクリーンで観たくて我慢した甲斐があった。

1930年に日本統治下の台湾で起きた抗日暴動「霧社事件」を描いたもので、武装蜂起を行ったセデック族の物語。首狩り族ということでかなーり凄惨なシーンも多いが、なにせ主役モーナ・ルダオ役の林慶台氏の目力が凄い。や、彼に限らず原住民を演じた人の多くは本作が映画初出演というから驚き。144分も耐えられるか心配だったが、がっつり観た。隣のお嬢さんも斜め前の年配男性もこっくりこっくりしていて、いや、今寝るところじゃないですよ!!と叩き起こしそうになった。

上映後には台湾関連の研究をされている先生方と魏德聖導演のトークセッション。導演をお見掛けするのは2008年9月にアジア海洋映画祭で前作「海角七號(邦題:海角七号-君想う、国境の南-)」が上映された時以来。第一部が終わると気持ちも重くなるが、第二部:虹の橋はもっとすっきりする的なことをおっしゃっていた。この映画はよいマッサージみたいなもんでやってもらってるときは痛くてもちゃんとツボをおさえてれば後ですっきりするんだとか。今かなり効いているので、早いとこすっきりしたい。先生方のお話は若干授業を聞いているようであったが、映画と併せてお金払ってもよい内容が無料。しかも通訳がサミュエル・周さんでさらに得した気分。

コメントの受付は終了しました