もう前の前の週末のことになるが、毎年の羅志祥さんのSFCイベントのため渡台。例年7月末なのだか、今年は日程発表も遅くて航空券は高くつくし定宿もとれず。でも8月になったおかげで20日から公開の孝全新作映画「青田街一號」が観られるという素晴らしいタイミング。公開初週の週末だしなんかあるかもとわくわくしていたら全台簽名會(8/22(土)/台中×2、23(日)/高雄・台北)があると前日(!)の金曜に発表あり。今年3月まで何年も目撃してなかったのにたった5か月でまた見られるとは、今年の私はなんと行いが善いのだろう。ということで土曜午前に台北入りした足で台中に向かった。
台中(と高雄)では指定回の上映後Q&Aも予定されており、事前にネット予約できないかと目論んだが、現地の電話番号がないとダメで一か八か現地へ。その日は台中市内2ヶ所で予定されていたが、1ヶ所目は時間的に間に合わず2ヶ所目へ。Q&Aがある回の1時間半くらい前に着いたものの当日券売り場は長蛇の列。30分くらい待ちやさぐれかけていた矢先、やっとこ自分の番がきたらすんなり買えて拍子抜け。あ、やっぱ買えるのね。そんな気はしてたけども。日程発表が前日だったしアイドルでもないから…。 いや、ふらっと行って見られちゃうのが台湾のいいところ。
で、まずは上映から。
(あらすじ)
クリーニング店の女店主・阿姑(隋棠/ソニア・スイ)に雇われる凄腕の殺し屋・青田街一號(張孝全)。彼女の命令に従いどんな殺しも請け負うが、最近自分が殺した人達の霊が見えるようになってしまい、おちおち自宅で寝ることもできない。霊媒師(?)の林香(萬茜)を訪ね、霊の声に従い殺しを頼んだ人物に会いに行くが、立て続けにその場で依頼者も亡くなってしまい…。
(感想など)
基本はコメディ(ブラック)だが、サスペンス要素あり、けっこうなアクションもあり、あとラブロマンス少々。だいぶてんこ盛りな印象。
孝全演じる殺し屋は依頼を受けた殺しでは遺体をクリーニング工場に持ち帰り、まさにクリーニングしてしまうので痕跡残らず。クリーニングの機械に遺体を放り込んだ後、排水パイプの水が透明→赤に変わるのが不気味。最初の仕事の後、自宅に戻るとリビングでテレビ見てる老夫婦がいたり、別室に若い女性もいたりするんだが、隣人か同居人か何かかと思ったらぜんぶ霊だった。みんな一緒にベッドで寝ちゃったり(憑りついてる)でかわいらしく、あのガタイで女装して仕事に行く殺し屋のほうがよっぽど怖い。
観てると
・そもそもなんでクリーニング屋の女店主が殺人を請け負うのか。自分から依頼者に持ちかけてるし、高額報酬で請け負うでもないし
・なんで殺し屋に。店主に惚れてるといっても。青田街一號(地名と番地)ってコードネームはなんなのか
・青田街一號にとりまく霊には彼が殺してない女性も混じっているのだが、いったい誰??
…などの疑問が出てくるのだが、追々その辺の謎もだいぶ強引だけど解けていき、最後は…これ以上のネタバレは控える。
殴りあったり血生臭かったりは好きではないが、孝全の役柄的に建築家とかできるビジネスマンとかそういうのよりは消防士さんとかの身体張ってなんぼの姿のほうが好きなので、がっつり堪能。で、霊媒師役の萬茜小姐がまーかわいい。足長ーい。当日朝に機内上映で観た「軍中樂園」では落ち着いた雰囲気だったが、今作は見た目もキュートでまーかわいい。そりゃ惚れる。ソニア(祝お子さん誕生)も近年のドラマでは見られなくなったクールビューティーさ加減がさすが。
クリーニング工場で働く青年(青田街二號)がどっかで見た気がするけどどこだっけ状態だったが、調べたら「囧男孩(Orzボーイズ!)」の1号だった少年が成長した姿だったらしい。おっきくなってておばちゃんびっくりしたわー。
上映後のQ&Aで何話してるんだかさっぱりだった(ヒアリング力のなさが残念すぎる)後は簽名會。何気に10数年越しの初サイン会だったのだが、日本から来たとどうにか告げたら「你好你好謝謝!」とわかりやすく言われた。また、翌日の台北では特に何も言わなかったが、昨日のやつか!とわかったようで握手のガシガシぶりが力強かったような気がする。サインは、導演が「中」(名前が李中)、孝全は「全」と各一文字で、初日は中全、2日目は全中と並びなにこれって感じだった。