映画「我的少女時代」を観た

9月も終わりかけだがしつこく8月の渡台時に観た映画の記録を。必須だった「青田街一號」を除き6本ばかり中華圏作品が公開中だったのだが、あいにく滞在中であと1本分しか時間がとれず。林超賢(ダンテ・ラム)導演×彭于晏(エディ・ポン)の「破風」も面白そうだし、吳宇森(ジョン・ウー)作品「太平輪:驚濤摯愛」なんて前編の「太平輪:亂世浮生」をDVDで予習して行った。が、結局ミーハーさが勝ち、観たのはジェリさんもゲスト出演しているという「我的少女時代」だった。

(あらすじ)
1990年代。林真心(宋芸樺)は劉徳華が大好きで校内一の人気男子・歐陽非凡(李玉璽)に憧れる平凡な女子高生。ある日彼女の元に「幸運信(不幸の手紙)」が届く。校内で不良の徐太宇(王大陸)が非凡に因縁をつけるのを見た真心は、幸運信の宛先の一人に選ぶ。手紙を読んだ太宇は交通事故に遭いケガをするが、送り主が真心とわかり友達になろうと言いだす。友達といっても実態はパシリで非凡に害が及ばないよう太宇に従う真心だったが、当の非凡が校内一の人気女子である陶敏敏(簡廷芮)と密会しているところを目撃。実は敏敏のことが好きな太宇と真心は共同戦線を張ることになる…。

(感想など)
8月の平日昼間、台北駅近くのシネコンで一番大きなシアターと思われるそこは夏休みの学生達でぎっしり。台湾の映画館は冷房効きすぎるくらいなのでいつも長袖を持参するが、このときは出番なし。ドラマ「王子變青蛙~カエルになった王子様」や「命中注定我愛你(ハートに命中100%)」といったヒット作を多数手がけたプロデューサー陳玉珊さんの初監督作なので、面白くないわけがないだろうとは思ってはいたが、ここまで大人気とは。しかし、観て大いに納得。

最初平凡というよりも不細工すぎて心配になるほどのヒロイン真心(途中であか抜けるまでの辛抱)。
太宇、ただの不良と思ったら実は…(詳細は割愛)。
よくもここまでというくらい王道すぎる設定と展開がこれでもかとやってくる。
不幸の手紙を送られケガしたのに真心と仲良くなるなんて太宇はお人よしだなーと思うわけだが、その手紙に実は秘密があり、それが後半にわかったとき、く~っとなって他にもいろいろで笑って泣けるんだわ。

また本作、豪華ゲストも話題で、真心が大ファンという設定のアンディさんご本人が出演されたのも粋。個人的には、大人になった太宇=ジェリさんにスイッチした時のあれがこうなるのかという納得感がハンパなかった。太宇のキャラクターにはあの「道明寺」を彷彿とさせるところがあり、してやったりのキャスティングなんだろうなー。真心の大人版が導演なじみの陳喬恩(ジョー・チェン)だから明道も、とかいうんじゃダメだった。

とりあえずキャストに興味なくても台湾ドラマにハマったことがある方なら観て損はないと思う。
他にも観た人とあーだこーだしゃべりたいのだが、残念ながら友人関係誰もまだ観てない。

コメントの受付は終了しました