台湾ドラマ「流星花園」とは

2001年版の台湾ドラマ「流星花園」について説明します。

F4写真集

F4初のオフィシャル写真集「流星花園 – 完全擁有 F4」。右が台湾版(2001年)、左が日本版(2005年)

人気少女コミック「花より男子」初のドラマ化

神尾葉子作「花より男子(以下、花男)」は週刊マーガレット(集英社)で2003年8月まで10年以上連載されていた人気少女マンガ。一般人である女子高生と超金持ち美青年集団F4の愛とバトルの物語である花男のドラマ化は2001年が初。ハイソ世界を描くがゆえに、本気で作れば制作費もバカにならないはずの花男を、それも海外(台湾)で…。正直、日本の花男ファンには期待よりもだいじょーぶなのか?という不安の方が先に立つところでした。

成功はF4次第!? 揃えてみました180cmの4人組

最も心配なのはズバリ「F4を誰が演じるのか」でしょう。その点でこの台湾版F4はオール身長180cm(並んでいると微妙に高さ違うんですが。まぁそーいう細かいことは気にしない)の美男子4人を揃えてきました。道明寺役の言承旭、花澤類役の周渝民、西門役の朱孝天、そして美作役の呉建豪。モデル出身、学生などその経歴は様々という彼らはいずれも新人と呼べるフレッシュな顔ぶれ。そのルックスのレベルの高さは、原作者の神尾さんも花男コミックスのはみだしコーナーで太鼓判を押していたほど。そしてこのドラマをきっかけにF4はアイドルグループF4としてデビューし、瞬く間にトップアイドルの仲間入りをしました。
また、女優陣もあなどれません。つくし(杉菜)役の徐煕媛をはじめ静役の錢韋杉、滋役の柯奐如ほかカワイイ/キレイどころが揃っており、メインクラスの女優さんに外れなしといっていいでしょう。

見始めたら、なぜだか止まらない

肝心のドラマの中身はというと、舞台が東京の高校から台北の大学へ置き換わるなど細かな違いはあるものの、物語そのものは比較的原作に忠実な印象を受けます。多くの若い役者にキャリアがない分、演技のつたなさは否めませんが、それよりもドラマそのものの作りのゆるさが逆に面白味となっています。日本で作られている連続ドラマほど予算と時間をかけていないことは明らかなのですが、それを差し引いてもドラマとしての勢いは負けていません。1話見始めればまた1話となぜだか止まらなくなること請け合いです。
なおドラマタイトルの流星花園は、元々現地で発売されていた花男コミックスのタイトルが流星花園だったためそのまま使われたようです(なぜ花より男子が流星花園になったのかは不明)。

台湾で視聴率ナンバー1、中華圏で大人気

ドラマ流星花園は台湾で2001年春にオンエア開始後、あれよあれよと大ヒット、視聴率ナンバー1を獲得したとか(←制作元・可米プロダクションのHPより)。ドラマ人気は海を越え、香港、シンガポールなど主に中国語文化圏へと波及してゆきました。中国大陸ではあまりの過熱ぶりに、ドラマの内容がイジメを助長するという理由で放映禁止にしたほどだったといいます。また本ドラマのヒットを受け、2002年には新キャストも加えて流星花園2が制作されました。原作のエピソードを挟みつつも、ストーリーはオリジナル。社会人になったF4の姿を描いています。

日本と流星花園

日本では2002年にスカパー!の中華系チャンネル「樂樂チャイナ(当時)」で初お目見えしたものの、なかなか一般視聴者向け電波には乗らず。本格的には「流星花園~花より男子~」として2003年10月からBS日テレ、11月からはCSホームドラマchで開始。2004年3月にはいよいよ地上波(ABC放送ほか)でも放映され、じわじわと人気を獲得していきました。

当コンテンツはかつて存在した台湾アイドルF4のファンサイト「ゆるゆる秘密の花園」に掲載していたドラマ特集「流星花園」を再編集したものです(初公開日 2003/9/25)。
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