中国ドラマ「剑王朝（剣王朝）」

うよよ

4年前

「剑王朝（剣王朝）」は、2019年夏にめっちゃハマったドラマ「Go！Go！シンデレラは片想い（親愛的，熱愛的日本公式サイト）」の李現が出演する最新古装ドラマで同年12月～翌年1月にかけて現地配信されたもの。共演の李一桐ちゃんは「射鵰英雄伝レジェンド・オブ・ヒーロー（射雕英雄传）」や「晩媚と影～紅きロマンス～（媚者无疆日本公式サイト）」で見た姿が可愛らしく好感しかない。中文字幕で初見の武侠ものを追えるのか…という不安以上に李現見たさが勝り、張り切ってしまった。しかーし、早くも今年9月に邦題「剣王朝～乱世に舞う雪～（公式サイト）」として日本上陸だそうで、頑張らなくてもよかったんじゃないかと思いつつ、理解した範囲の内容をまとめておく。

作品概要

タイトル：剑王朝（剣王朝）
集数：34
視聴先：愛奇芸（執筆している2020年6月時点で地域ブロックあり）
視聴時期：2019年12月-2020年1月
関連サイト：微博　百度　日本公式

主要キャスト

丁寧：李現リー・シエン
長孫浅雪/公孫浅雪：李一桐リー・イートン
蘅王：劉奕君リウ・イージュン
葉甄：姚笛ヤオ・ディー
夜策冷：趙圓瑗チャオ・ユエンユエン
梁驚夢：何潤東ピーター・ホー
薛忘虚：李光復
白山水：張維娜
百里素雪：宗峰岩
趙四：劉璐
梁聯：馬敬涵
林煮酒：盧慶輝
陳玄：張明明
商大小姐：余芷蕙
王太虚：胡健
姜黎：劉凱
謝長勝：肖旭
謝柔：劉海藍
南宮採菽：陳庭萱
元子初：劉怡潼
元子翰：陳尚沢　ほか多数

あらすじ

天下一の宗門として名高い巴山剣場の剣首である梁驚夢（何潤東）は蘇王・元武（劉奕君）の諸国統一に協力するも、蘇王と自身の婚約者である葉甄（姚笛）に裏切られ、炎の中に消えた。蘇王により一族が殺された公孫家の娘・浅雪（李一桐）は師事していた梁驚夢の技を引き継ぐ少年丁寧と出会う。10年後、浅雪は長孫浅雪と姓を変え、また成長した丁寧（李現）はその甥と称して市井で暮らしつつ、蘇王と皇后になった葉甄に復讐する機会を狙っていた。

人物関係図など（公式微博より）

感想など

【原作とアニメ】原作は無罪（无罪）による同名小説で、日中共同制作のアニメも2018年に日本上陸済み（TOKYO MX内公式ページ参照）。ドラマを観る前にその作品情報を探して読んでみたが、主要キャラの名前以外の設定や展開がかなり違っており、ほぼ予習にならず。
【要素も人も多すぎ問題】34集しかないのに国家、宗派、九境と呼ばれる修行レベル、剣と要素が盛り盛り。視聴にあたっては公式微博に載っていた各種解説（上のリンク参照）が重宝。登場人物は公式微博の人物関係図に載ってるだけでも30名近い。それ以外にもたくさん出てくるのであなたどなた？って感じになってしまうキャラ多数。たとえ日本語字幕で追ったとしてもそうなりそうな気がする。
【丁寧】李現の吹き替え（蘇尚卿）が若めの声で違和感あるも、少なくとも序盤は少年という設定。そう前髪があるうちは少年（親愛的…でも10年前は前髪があった）。いろんな修行を人並はずれたペースで消化、のちに覚醒（？）したあとはおでこ全開の大人に。そして終盤は…（以下略）。寒い時期に撮影していたようで着ぶくれしているように見えるのは気のせいか。
【浅雪】丁寧に小姨と呼ばれる浅雪。えー、李一桐ちゃんがおばさんなの!?　丁寧は浅雪に対し気のある素振りを隠さないが、浅雪の対応は保護者的。序盤は隣で寝てるわりにこの二人はいったい…と戸惑うも、徐々に過去の経緯も描かれ、関係性も変わっていくので見守るしかない。
【梁驚夢】1集に何潤東さんが出てきたと思ったらあっという間に炎に包まれてしまいあっけにとられる。出番これだけ…？では終わらず23集の回想シーンで再び登場。葉甄、浅雪との因縁も明らかに。
【蘇王・元武】”反派代名詞”“反派之王”とも称される劉奕君さんが本作でも本領発揮。どこか哀愁漂うヒールっぷりが素敵よー。
【夜策冷】ドラマ旋風少女（ときめき旋風ガール）でヒロイン百草と敵対する婷宜役だった趙圓瑗演じる夜策冷がカッコいい。監天司という公安のような部署に所属しているが、元々梁驚夢の弟子で…という役どころ。
【南宮採菽】丁寧の修行仲間の一人・南宮採菽がどっかで見たことある子だな…と思ったら台湾から参加の陳庭萱。元PopuLadyで陳柏霖主演の映画「變身」などに出演。
【番外編】20年2月と3月に2本の番外編が愛奇芸にて公開されている（未見）。1本目《剑王朝之孤山剑藏（剣王朝之孤山剣蔵）》は監天司司首・夜策冷（趙円瑗）が主役。本編の皇太子役・劉怡潼が本作では別の役で出演しているよう。2本目《剑王朝之九境长生（剣王朝之九境長生）》は丁寧の修行仲間である謝長勝（肖旭）が雲水宮宮主の白山水（張維娜）に出会って…という話のよう。
【満足度】★★★ 3.5