映画「軍中樂園」を観た

先月、台北行きの機内上映で観た映画「軍中樂園」について記録。3月の大阪アジアン映画祭で上映されたが、日程的に合わず。台湾でのDVD化は確認できず、ちょうど現地に着いたら「青田街一號」観なきゃだったので、本作にも出演している萬茜小姐の予習しようと思って観た。

(あらすじ)
1969年、兵役についた小寶(阮經天/イーサン・ルアン)は金門島に赴任。精鋭部隊の海龍に抜擢されかけるも泳ぎが苦手で脱落、「軍中楽園」と呼ばれる特約茶室の配属になる。そこは軍人向けの慰安所だった。

(感想など)
勝手な思い込みで悪いんだけども、だいぶ前に報道で小天演じる新兵が海岸で厳しい訓練を受けるシーンの撮影風景を見た印象が強かったため、さっさと脱落してあっさり配属先が変わったことに裏切られた感が。あとは彼が兵役終えるまでに見た慰安所での人間模様が描かれるわけだが、それなりに事件は起こるもののなんかたいくつで。朝4時起きだったせいもあり、うとうとしては起きて再生止めて戻りを繰り返し、着陸する間際にやっと観終わった。

小寶役の小天にしろ、茶室の女性・阿嬌役の陳意涵(アイビー・チェン)にしろ鈕承澤作品ではおなじみのキャストだが、無理して若い役をやっている感じでちょっとしんどかった。その阿嬌に入れ込む士官長役の陳建斌さんは中国ドラマ「宮廷の諍い女」の雍正帝。皇上(ついそう心で呼んでしまう)、今作では中年男の悲哀的なあれであれだった(ネタバレ避けようとしてこんな書き方に)。萬茜小姐は阿嬌のワケありな同僚役でまー美人さん。

導演・鈕承澤さんといえば、自らも出演しかつ時には一番美味しい役をもってく、というのがお約束。それを「またやっとるがな~」とつっこむのが楽しみの一つ。しかし本作は出演がなかった模様。どうりで物足りないわけだ…。

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