羅志祥さんのイベントレポ(続き)

最後までまとめきれず寝てしまったので続きをup。イベントレポートよりは移動中のネタの方が多いかもしれないが、アホな旅の記録として楽しんでもらえれば幸い。
2005/10/23 羅志祥・催眠SHOW簽唱會@高雄、台南(続き)
この前の模様はこちらで。


15:00 タクシーで高雄駅へ
高雄駅へ向かおうとデパート脇からタクシーに乗る(結局、建物の中に入ってない!)。運転手であるおっちゃんに「高雄STATION」と言うが、通じない。デパートの入り口にいたドアマンを呼ぶおっちゃん。同じことをドアマンに伝えると通訳?してくれた。STATIONがダメだったらしい。
15:15 駅で切符購入
高雄駅前で数軒CD店を物色した後、駅へ。今度は電車移動してみようという魂胆。窓口で無事切符購入。自強号、15時25分発と書かれたものを渡される。まだ時間あるなと売店で買い物していたが、時刻を勘違いしていたらしくレジを済ませたところで出発まで2分もないことに気付いた。やばい!ホームはどこだ??あっちか??階段を駆け上がり、改札を抜ける。何番ホームかもよくわからないが、ホームの入り口には電車の出発時刻が表示されていたため切符と照らし合わせて合致してるところへ進む(しかない)。
15:25 ホームへとひた走る
前のおっちゃんが「等一下!(ちょっと待った、の意)」と叫びながら階段を駆け下りている。はっ、負けてはいけない。私も「ど(と「で」の間をイメージ)んいーしゃぁぁーー!」と後ろから叫ぶ。私がよほど転げ落ちそうだったのか駅員さんは「後ろの小姐、いいからゆっくり降りてきなさい」みたいなことを言い待ってくれた。無事、乗車。
が、乗ったはいいもののこの電車で正解だったのかはわからない。とりあえず自分の席へ向かう。でも案の定誰かが座ってる。うう、まずこの電車でいいかどうかわからんのに座席の交渉なんかできない。どーしようと思っていたところへグッドタイミングで車掌さんがやって来た。とりあえず切符を見てもらい、どうやら乗るべき電車は間違ってないらしいと確認できた。
じゃあ席の交渉だー、と思った矢先ちょうど私の席に座ってる兄ちゃんが、なにやら精算している。どうも追加で特急料金でも払っている雰囲気。やな予感。…予想通り清算後、車掌さん一言「ここ、彼女(私を差しながら)の席ですよ」「じゃあさっきの払い戻してくれよ」「それはできません」てなやりとりが目の前で繰り広げられていた模様。しぶしぶ席を立つ兄ちゃん。タイミング悪すぎ。でもそこ私の席だから。そんなこんなで30分ほどで台南に着いた。
15:55 台南駅着
台南だよ、担仔麺だよ!が、そんな余裕はなく、まずは台北行きバスの切符を買う。20時台のに乗れば12時過ぎには着く。よしよし。それからタクシーで三越新天地へ。またメモを見せ、すぐに理解してもらう。これが一番だ。
16:10 、三越新天地着
台南三越百貨新天地着。やはりデパートの脇にそれらしい会場が用意されている。ステージ後ろの壁はやはり真っ白いが、直前に準備されるものだと高雄で学んだのでもうどきどきしない。人もぼちぼち集まっているが、高雄よりステージもスペースも広いのでまだ余裕ありそう。ということで今日はこれまでロクなものを食べていないこともありまずは腹ごしらえにデパ地下のフードコートへ向かう。胃にまともなもの?を流し込んでようやく人心地ついた。
17:00 会場入り
30分前になったので会場へ。ワゴン販売のCDを買い(台南はおまけなしだった)、少し高台になっている芝生の上に陣取る。高雄ではステージに近い場所で観られたため、台南では高見の見物といこうという魂胆。座って待つ。
17:15 台南の雰囲気
時間が迫るにつれ人が増えていき、座って待っていると邪魔な状態に。なので立つ。えー座って観たいんだけど無理か。私の目の前にどう見ても地元ヤ○キーな感じの中学生くらいの女の子達が立った。よくわからんが怒らせてはいけないと思う(小心者)。集まる若者の雰囲気が高雄ともまた違ってなんだか面白い。そして白い壁に催眠SHOW垂れ幕がつけられ、またまたいよいよ始まるぞな感じに。
17:25 MC登場
台南のMCは男性だった。例によって注意事項などを説明。ここでは小豬を「SHOW」と呼べ、とはわざわざ言われなかったと思う。
17:40 スタート
また女性ダンサー2人が登場した。真命天子のイントロ。お、やっぱり高雄と同じメニューか。羅志祥さん、今度はサングラスなしで登場。ステージも高雄よりは広いので踊りやすそうだ。1曲目が終わったところでMC登場。台南では客席を背にステージ上から写真撮影も行われていた。でも出てきた撮影者数名はどう見てもマスコミではなく素人っぽかったけれど。よくわからんなー。そして演唱會をやるという話題を自ら持ち出す羅志祥さん。MCのお兄ちゃんが「え、いいの?」って顔をステージ下のスタッフに向けていたところを見るともしやそんなにまだオープンにされてない情報だったのか。いいけどさあ、日本は関係ないから……。
そして催眠SHOWにたくさん友達が参加してくれた…という話の後に2曲目「自我催眠」。台南のステージはビルとビルの間に位置していたこともあり、たいへん風が強かったのだが、ばっちり固めた羅志祥さんの髪はちょっとやそっとじゃなびかない。前髪がふわふわするだけなのが印象的だった。
自我睡眠の後はそのまま3曲目へ突入。さっき高雄で観たのと同じ曲でやはりキレのよいダンスを披露(この時点でまだ曲名わかってなかったが「淘汰郎」)。すっかりお気に入りになったが、高雄の方がステージ狭い分迫力あったかなあ。自分が見てる距離(さっきより遠い)もあるかもしれないけど。
この3曲で終わりかと思いきや、もう1曲やってくれるらしい。何がいい?と観客に尋ねる羅志祥さん。「[ロ倉]司[ロ倉]司!」との声がかかるも(私もそれがいい!てか新譜の曲で他に知ってるのはそれだけ)、別のバラードに落ち着く。伴奏のギターに合わせ弾く真似をしたりもして調子よく歌っていた羅志祥さんだったが、2番に入ったところで歌詞が出て来ずラララでごまかす。焦った表情が面白いんだこの人は(鬼)。観客に助けてくれーとマイクを向ける。それに応えてちゃんと歌えるファンが凄い(偉い)。「月亮代表我的心…」というサビのフレーズが印象的な(そこしか聞き取れなかった)その曲は後で「不[小董]我的心」だったとわかった。
18:10 サイン会
高雄では歌の後、一度舞台裏に下がった羅志祥さんだったが台南ではそのまま簽唱會に突入する模様。ステージ上にテーブルがセットされ、高雄同様整理番号もないままバラバラとステージに向かう人々。
18:30 私の番
私もようやくステージ上へ。数人後にさっきの日本人がまた並んでることに気付いた羅志祥さん。目が合ったので手を振ってみる。さすが二度目だと反応よい、てか優しい。そして目の前へ。
羅「ひとり?」
私「そう」
羅「どこ住んでるの?」
私「東京」
羅「おおー。明日帰るの?」
私「そう。しょうさん、また日本にも来て下さいね」
なんでも数ヶ月に一度は日本に遊びに来ているそうなので、本当は「また日本にも『仕事しに』来て下さい」と言いたかったのだけどあんまり文章長いと伝わらないかもと思いやめる。が、私の滑舌が悪いのか声が小さかったのか聞き取れなかったらしい。適当にごまかしてくれてもいいのにこの日は日本人が珍しかったのかはるばる高雄・台南と廻った根性をかってくれたのか羅志祥さんわざわざ身を乗り出してくれる。えええ。そんなたいした話でもないのにいいって。内緒話をする体勢とでもいえばいいのか、耳にふーってやろうと思えばできる状態で同じ言葉を繰り替えし伝える。たいへん恥ずかしい。
私「また…」
羅「ハイ。必ず」
私「ありがとう」
羅「ありがとう、おつかれさまー」
マネージャーさんにも頭を下げられつつはける。
高雄はただ流れ作業でサインが行われていただけだったが、台南ではステージ上の空きスペースで地元の子が羅志祥さんの曲に合わせてダンスを披露していた。MCのお兄ちゃんが仕切っているところを見るとそういう企画らしい。前もって出演者が決まっていたというよりはその場で手を挙げた子が舞台に上がっている感じに思えたけどどうだったのか。時には羅志祥さんもサインの手を止めて若者と対決したりとたいへん和気藹々としたムード。数名が踊り終わった後、観客の拍手により優勝者が女の子に決まった。羅志祥さん自らポスターとSHOW公仔を贈呈…だけかと思いきや、その小姐にガシッと抱きつくサービスも。その後もフリつきでジョリンの歌まねを披露する男子高校生が登場したりして、さながら即興演芸大会の様相。
19:00 台南駅へ
ステージは大いに盛り上がっているし、できれば羅志祥さんが去るところまで観ていたかったのだけど、バスの時刻もあるのでそろそろ退散。デパート前でタクシーを拾い乗り込む頃、ステージからは「♪祝[イ尓]生日快樂~」と高らかに歌う羅志祥さんらしき声が聞こえた。誰かお誕生日の子がいたんだろうか。なんとも楽しい台南。気に入ったよ台南。ここでもまたタクシーの運転手さんに「台南STATION」と言ってみたがやはりおっちゃんには「STATION」が通じない。つたなく何度か「車站」と言ってわかってもらった。英語はダメかあ。
19:15 台南駅着
駅前に戻り、掘り出し物はないかとちょっとだけ本屋を覗く。すると杉浦先輩のムキムキ本発見(畊宏的健身書というエクササイズ指南中心の書籍)。初めて本屋で見たぞ。持ってるから買わなかったけども。その後、近くのモスバーガーで晩ご飯を調達してバス停へ向かう。また携帯でT小姐に羅志祥は日本でコンサートをやらないと言っていた旨報告した。でも同時に台湾ではいつかわからないがやるらしいことも。
20:00 台北へ
今度は約4時間のバスの旅が始まった。乗客はそれなりにいるが、幸い一番後ろの一人がけの席だったので気楽だった。近くの席のお兄ちゃんが食べてる鶏そぼろご飯らしき弁当が旨そうでいいなあと思う。私だってモス食べたかったわけじゃないんだけど、そーいうの売ってる店が見つけられなかったんだもの。せっかく高雄、台南と来たのに食事だけが心残り。でもそれに欲を出していたらこの無謀な簽唱會巡りの旅は成立していなかった可能性大。てなこと考えながら食事を済ませ、眠りにつく。
翌00:15 台北着
台北駅前に着いたのは12時過ぎ。MRTはもう走っておらず、ホテルまでまたタクシーを拾う。ひたすら乗り物を乗り継いだ旅であった。
さいごに
振り返るに今回の旅は一人でなければ成し得なかったかもしれないと思う。なぜならあまりに強行スケジュールだったから。誰かと一緒だったらケンカ別れするかもしくは途中で挫折して「じゃあ美味しいもん食べて観光して帰ろう」となっただろう。ともあれ地方巡りはなかなか楽しいもんだったなあ。きっと羅志祥さんも西門町でやるときよりはリラックスしていたんじゃなかろうか。特に地方はオーラがないとT小姐に聞いていたけど、えーと、私は台北で羅志祥さんを観たことがないので区別がつかないな(ということにしておこう)。そして台北-高雄をクリアした以上、次からはどこでも行けるな。ってまた行くのか?
(終わり)

4 thoughts on “羅志祥さんのイベントレポ(続き)

  1. ぷりんまま♪

    1月 1, 2006 at 3:02am

    新年快楽~!
    今年も、どうぞ、ご指導、ご鞭撻のほど、よろしうお願い申し上げます。ぺこっ。
    羅さんレポ、楽しく読ませていただきやした。
    ほんと、すげー過密スケジュールだったんですね~。
    私が同行してたら、きっと、足引っ張ってたに違いない、うん。
    何はともあれ、お疲れ様でした。
    羅さんの為に奔走するうよよさんの愛、そんけーするわ~。
    陳宇凡話もゆっくりしたいな~と思いつつ、
    なかなかメールも出せず、すんません。
    また、いつか、お付き合い下さいませ。

  2. うよよ

    1月 1, 2006 at 5:25pm

    あけましておめでとうございます。
    こちらこそ今年もよろしくお願いいたします。
    振り返ってみると時刻表の一つも持たずよくこんな旅をしたなあと思います(いきあたりばったり)。結局のところ羅さんよりも無駄な頑張りをする自分の方が好きなのかもしれません。
    今のところぷりんまま♪さん以外の賛同者に出会えないDavid…今年も地味に応援したいと思います。未鑑賞ドラマを潰していきましょうぅ。

  3. Sachiko

    1月 5, 2006 at 3:09pm

    新年快楽!!
    今年も、よろしくお願いしまーす!
    楽しく読ませていただきましたぁ~。
    単身で時刻表もなく、よくぞこんなすばらしい旅を!
    私はいつも現地迷に頼ってしまっています。^^;
    まだまだだな・・・

  4. うよよ

    1月 6, 2006 at 2:41am

    こちらこそ今年もよろしくお願いします。
    私の場合現地にお友達がいないからこういうことになるわけで。
    んでも台湾の長距離バス網は凄いです。全路線がそうかはわかりませんが台北-高雄なんかは24時間走ってると聞きました。思い立ったらいつでも旅立てるのってステキです。

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